漆のスプーン

木のスプーンは厚くて使いづらい。

そんなイメージを払拭してくれる、自慢の一品。

素材、薄さ、口当たりの良さ・・・すべてにこだわって、ようやく出来上がりました。

 

 

 

スプーンづくりから漆塗りまで、一人の手でつくっています。

薄く、立体的な曲線をえがく 先端部分は、機械での加工だけでは出来ません。

一本一本手で確かめながら、少しずつ形を整えていきます。

仕上げは拭き漆。拭き漆は生漆(きうるし)とよばれる漆を塗っては余分な部分を拭取り、

塗っては拭取り、といった工程を繰り返すことで、独特の艶が出て木目が透けて見えるように仕上げる技法です。平均14回程漆を塗って仕上げています。

漆は塗り重ね、日を置くことで硬度が増していきます。

二ヶ月ほどで、大体4H~6H(ガラスと同じ位)の硬度まで上がります。

 

 

漆の塗り過程

 

 

左から段々と色と艶が出てきます。

 

金属のスプーンの使いやすさと、木の良さの両方を兼ね備えたスプーンです。

 木のスプーンは素材の味の邪魔をせず、本来の美味しさを存分に味わうことができます。

漆のスプーン、どうぞ試してみてください。

 

 

 

 

漆のスプーン 

 

サイズ 18.5cm

(ひとつひとつ手で作っているため、多少サイズの上下があります)

本体 ウォルナット

塗装 拭き漆

価格 12,800円(消費税、送料込み)

 

 

 

拭き漆のスプーンについて

木のスプーン、漆のスプーンの取扱いはそんなに難しいものではありません。

水に長時間浸したり、直射日光に長時間あてたりしない、と言った単純な物です。

この拭き漆のスプーンは、大切に使い込めば込むほど、独特の艶、貫禄が出てきます。

是非、毎日の食卓で使ってみてください。

 

 

よく聞かれるお手入れと注意点

 

・水やぬるま湯で、スポンジや布で洗って下さい。スポンジの裏の堅い部分やたわし等は傷の元となりますので、使用しないで下さい。一般の家庭用洗剤は使って頂けます。

・漂白剤、研磨剤の使用は避けて下さい。

・食器洗い乾燥機、電子レンジの使用は出来ません。

・ざらざらした仕上げの陶器での使用は、傷がつきますのでご注意下さい。

・長時間水に浸けないで下さい。

・水洗い後は、よく水気を拭いて保管して下さい。

・直射日光が長時間当たる場所や、高温になる場所での保管は避けて下さい。(変形、割れの原因になります。)

・お手入れは、から拭きしてあげると艶が出ます。