round stool  - 桐のスツール -

一度使ったら手放せない、桐のスツール。

桐のここちよさ

 

古くより桐は、桐箱、桐箪笥、下駄として重宝されています。

湿気を防ぎ燃えにくく、保存性の高い桐箱、桐箪笥は、

梅雨のある日本において、武具や布を守る役割を果たしてきました。

また、下駄として非常に好まれたのは、桐はとても軽く、足が疲れにくかったことと、

木肌が柔らかいため、裸足で履いても気持ちが良かったからです。

 

軽量で、適度な柔らかさがあり、肌に触れると気持ちの良い桐材は、

乾燥や扱いが難しいため、一般的に使われることは多くありませんが、

テーブルや椅子の座面にも最適な素材です。

 

このスツールは桐箪笥職人として培った技術と、椅子製作のノウハウを合わせて開発をしました。 

 

作業場から生まれたスツール

 

冬の木工作業場はとても寒く、鉋がけなどの体を動かす作業は良いのですが、

体を動かさない細かい作業は非常に辛いものがありました。

 

そんな中、桐で作業用椅子を作ってみたところ、

他の材の椅子と違い、体が芯まで冷えることが無かったのが

桐のスツールを作ろうと思ったきっかけです。

 

座っているうちにほのかにあたたかさを感じ、

長時間作業をしていても疲れにくいこのスツールは

今では作業場でもかかせない道具となっています。

デザイン

 

座面はフラットではなく、体のラインに合わせた曲線になっています。

 

直線部分が無く、側面までつながるゆるやかな丸みを帯びさせることにより、

腿に角が当たることがなく、座りやすくなっています。

 

 

 

スッと伸びた足は、硬さのある広葉樹を使用。

しっかりとした作りですが、手で仕上げられたそのラインは、やさしさを感じるデザインです。

 

 

軽いので、ちょっとした移動がとても楽ちん。

シンプルで、どこに置いても邪魔にならないコンパクトなサイズですが、

丁寧に作られたもの独特の表情があるので、

印象的な部屋作りのアクセントになる一品です。

玄関に置いたり、キッチンで使ったりと、用途も様々です。

 

   round stool

 

   仕様

 

   サイズ W39cm×H40cm(座面φ28cm)

   素材  桐(座面)、ウォルナット(足)

   塗装  オイル仕上げ

 

   価格  31,800円(税込み・送料込み)